貿易用語集

貿易用語集(か)

海貨業者 (海運貨物取扱業者)

港湾運送事業法に規定する一般港湾運送事業法のうち「港湾において、荷主の委託を受けて行う個品貨物の沿岸荷役及びはしけ運送を一貫して行う」事業を言い、国土交通大臣の許可が必要です。 又、新海貨業では、船社の依託を受けて海運貨物の取り扱いも受けられるようになり、それらを総称して海貨業者といいます。

カット日 ( CUT DATE )

輸出コンテナ貨物のコンテナターミナルへの搬入期限日時で、通常は当該コンテナ船入港の前日の夕刻です。
小口貨物(LCL貨物)の場合は、当該コンテナ船入港の2日前の夕刻です。

貨物保険に関する協会貨物約款 ( ICC = Institute Cargo Clauses )

ロンドン保険業者協会が制定した貨物の基本約款で、1982年にA/R,WA,FPAを制定したが、約款内容がやや複雑で免責項目の一部が約款に記述されていない等わかりにくい点があり、2009年に【新改定1CC】を制定しました。
これまでのA/R は (A), WA は (B), FPA は (C)となりますが、形式や表現に相違はあるものの新旧約款の内容に実質的な違いはなく、多くは旧ICC (いわゆるA/R ・WA ・FPA)を利用しており、新旧ICCが混在して使われています。

海上保険 ( Marine Insurance )

貨物輸送中に貨物に生じた損害の補填を目的に貨物保険を掛けます。保険の掛け方は個々の貨物の性質や輸送実態等に応じて行います。又保険の対象期間は売主の倉庫から買主の倉庫までの間であり、且つ、目的地に到着後、船舶の場合は60日、飛行機の場合は30日で保険期間は終了します。

保険契約

取引毎に契約を結ぶことを個別契約 (Provisional Insulance)といい、年間で契約を結ぶことを包括契約(Open Policy)といいます。

保険条件の種類

以下の種類があります。

全危険担保 (A/R = All Risks) (*)新改定ICCでは (A)
海上保険の基本的な保険条件のひとつで、最もカバーする範囲が広く、最も多く用いられる保険条件です。沈没(Sinking)、座礁(Stranding)、大火災(Buring)、衝突(Collision)の特定4大事故(SSBC)に加え、海水濡れ、盗難などほとんどの損害をカバーします。但し、戦争やストライキ暴動による損害についてはその予測が困難であり、且つ、損害が巨額になる可能性があり別途特約をもって付与する必要があります。
分散担保 (WA = With Average) (*)新改定ICCでは (B)
沈没 (Sinking)、座礁 (Stranding)、大火災 (Burning)、衝突 (Collision) の特定4大事故に加え、海水濡れ損害をカバーする保険条件で、全危険担保 (All Risks) に次いでカバーする範囲が広い保険です。
分損不担保 (FPA = Free Paticular Average) (*)新改定ICCでは (C)
沈没 (Sinking)、座礁 (Stranding)、大火災 (Burning )、衝突 (Collision) の特定4大事故をカバーしますが、海水濡れ損害はカバーしません。従い、海水濡れをしてもダメージが少ない材木や石材などの貨物輸送に適用されます。

共同海損 ( General Average )

座礁、火災、機関故障による漂流などの時に、船舶及び貨物の危急を救うために本船船長が積荷の一部を投荷するなどした結果生じた貨物の損害、及びその措置に伴う損害をいいます。
共同海損によって生じた損害は、船主・荷送人・荷受人などの利害関係者で負担することになります。

単独海損 ( Particular Average )

輸送途中で貨物の一部が損傷を受け(分損)、荷主が単独で負担すべき損害で、全損及び共同海損でない損害をいいます。

全損 ( Total Loss )

輸送途中にある貨物の損傷で、商品価値が全くなくなった現実全損と、修理に多額のお金がかかるために全損とみなす推定全損があります。

分損 ( Partial Loss )

輸送途中にある貨物の一部が損害を受けた場合で、全損でないものをいいます。

貨物の梱包方法 ( Packing )

輸送する貨物の梱包には以下の代表的な梱包方法があります。

バッグ ( Bag )
布やビニール等で出来た袋で、粉末状や粒状の貨物を輸送するときに用いられます。
カートン ( Carton )
最も一般的な梱包方法で、ダンボール紙で出来た四角い容器で、軽量貨物を輸送するときに用いられます。
ケース ( Case )
木製や鉄製の枠で周囲を木板あるいは薄いトタン状のもので覆い密閉梱包したもので、機械類などの重量物を輸送するときに用いられます。
クレート ( Crate )
木製や鉄製の枠で貨物が見えるように周囲を透かし梱包状にしたもの。機械類などの重量物を輸送するときに用いられます。
ドラム  ( Drum )
主に鉄製やプラスチック製の円筒形の容器で、液体などの輸送に用いられます。
パレット ( Pallet )
主に木製もしくはプラスチック製で約1メートル四方で高さ10cm前後の格子状・板状のもので、小型カートン貨物をまとめて載せて全体をラップで覆い(シュリンクラップ)バンド掛けすることにより、フォークリフト等による揚積荷役や移動を容易にしています。
バリア梱包 ( Barrier )
機械をシートで覆い中の空気を抜いて真空状態にした上で梱包する方法で、輸送中の湿気や塩分による錆びを防止します。バリア梱包後にケース梱包やクレート梱包を行います。

貨物到着案内 ( A/N = Arrival Notice )

B/L面上のNotify Party (貨物到着連絡先)宛に本船の到着予定を連絡する通知書で、到着予定日・荷渡し場所等が記載されています。又、荷受人宛に海上運賃を記載する場合もあります。

原産地証明書 ( Certificate of Origin )

貨物の原産地(国)を証明する書類です。日本での輸入貨物の関税の減免適用(特恵税率)を受ける際には、国際的に統一された様式(Form A)で作成された原産地証明書が必要となります。
日本からの輸出貨物の原産地証明書は各地の商工会議所が発行しています。
関連用語 : 特恵税率

国際商業会議所 ( ICC = International Chamber of Commerce )

第一次世界大戦後、ヨーロッパ産業・経済の復興と自由な国際通商を目的として設立され、現在民間企業の世界ビジネス機構として、色々な国際機関・政府機関に具申・提言を行っており、インコタームズや荷為替信用状統一規則など国際規則を規定しています。
2011年1月1日に、これまでのインコタームズ2000から分類と規則が変更され、インコタームズ2010が発効されました。
関連用語 : INCOTERMS

航空貨物運送状 ( AWB = Air Waybill )

荷送人から貨物を受取った時点で、航空貨物代理店あるいは混載貨物業者が発行する貨物の受取書です。
海上貨物のB/Lと違って有価証券ではありません。
関連用語 : 船荷証券 船積貨物運送状

コンテナ ( Container )

大きさの規格が国際的に統一されており、貨物を輸送する際に反復利用できる容器のことです。
海上用・鉄道用・航空機用があり、海上用コンテナには20フィート(長さ6M)と40フィート(長さ12M)があります。
又、海上コンテナには以下のような種類があります。

ドライ・コンテナ ( Dry Container )
一般貨物を輸送する際に使用する一般的なコンテナで密閉式です。
ハイキューブ・コンテナ ( Hi-Cube Container )
40フィートコンテナで高さが9フィート6インチ(2,896mm)の背高コンテナです。一般的なコンテナの高さは8フィート6インチ(2,591mm)です。
フラットラック・コンテナ ( Flatrack Container )
側壁と屋根部分を取り除いたコンテナで大型機械や重量貨物を輸送する際に使用するコンテナです。
オープン・トップ・コンテナ ( Open Top Container )
屋根部分を取り除いたコンテナ。上部から貨物を入れる荷役が可能であり、特に背高貨物を輸送する際に使用するコンテナです。
冷凍コンテナ ( Reefer Container )
生肉や魚介類、生鮮品等冷凍・冷蔵品の輸送に使用されるコンテナ。プラス20度からマイナス25度前後までの温度を設定し輸送することが出来ます。

コンテナ・ヤード ( Container Yard )

運送人(船会社)が指定した輸出コンテナ貨物を引き受けたり輸入コンテナ貨物を引き渡したりする場所です。
通常はコンテナ船が接岸し揚積荷役を行うコンテナ・ターミナルを指定していますが、内陸の場所に指定されている場合もあります。コンテナ単位の貨物をCY貨物あるいはFCL貨物といいます。
関連用語 : コンテナ・フレイト・ステーション 小口貨物 (LCL貨物)

コンテナ・フレイト・ステーション ( Container Freight Station )

運送人(船会社)が指定した場所で、コンテナに満たない小口貨物の荷受場所及び荷渡場所をいいます。 又、その貨物をCFS貨物あるいはLCL貨物といいます。
関連用語 : コンテナ・ヤード

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