貿易資格試験の紹介 通関士試験

通関士試験

受験資格

学歴・経歴・年齢・国籍などの制限はなく、誰でも通関士試験を受験することができます。

願書配布期間

7月初旬から8月中旬まで

試験日

毎年1回、10月初旬から中旬の日曜日

受験場所

全国13箇所。札幌・新潟・東京・仙台・横浜・静岡・名古屋・大阪・神戸・広島・福岡・熊本・沖縄

受験料

3,000円の収入印紙を受験願書に貼って提出します。

試験の内容

試験範囲

  • 通関業法
  • 関税法等
    関税法、関税定率法その他関税に関する法律、および外国為替、外国貿易法(第6章に関する部分のみ)
  • 通関実務
    通関書類の作成要領、その他通関手続きの実務

出題形式

  • 3科目とも、択一式と選択式の試験。
  • 120点満点で採点されます。
  • マークシート方式です。

試験の科目

通関士試験科目

  • 通関業法 … 20問
  • 関税法等 … 30問

    • 関税法
    • 関税定率法
    • 関税暫定措置法
    • NACCS特例法
    • 外国為替・外国貿易法
    • ATA条約の実施に伴う特例法
  • 通関実務
    通関書類と通関手続きの実務試験
    輸出申告書1問、輸入申告書1問、その他の実務問題

通関士試験の合格基準

  • 試験の合格基準ライン

    合格基準を満たすには上記3科目、それぞれ60%以上の得点が必要。 1つでも60%以下の得点があると、たとえ総得点が全体の60%以上でも合格にはなりません。

試験の配点と問題形式

試験の配点

通関士試験の配点は、それぞれ次のようになっています。

  • 通関業法 … 40点
  • 関税法等 … 50点
  • 通関実務 … 30点

合計120点

試験の問題形式

通関士試験では、3つの問題形式があり、回答はマークシート方式になっています。

A. 択一式の問題
5つの選択肢の中から、正解を1つ選びます。どちらでもないときは“0”をマークします。
B. 選択式の問題
文章の空欄に当てはまる語句を選ぶか、5つの選択肢の中から正解を複数選びます。正解を複数選ぶ問題では、そのすべてが正解の場合のみ、得点になります。
C. 申告書の作成(NACCSによる申告が前提)
  • 輸出申告書は、統計品目番号を選択します。
  • 輸入申告書は、統計品目番号を選択し、課税価格もマークします。

試験時間と合格通知

試験の時間

通関業法 9:00~10:20(50分)
関税法等 11:00~12:40(1時間40分)
通関実務 13:50~15:20(1時間30分)

合格発表

例年11月下旬から12月上旬に通知

通知方法

郵送・ホームページ・官報・税関に表示

通関士試験の合格者数と合格率

通関士試験は昭和42年から始まりました。平成23年の試験で45回目を迎えました。毎年一万人前後の方が受験しています。

第47回 平成25年 8,734 1,021 11.7%
第46回 平成24年 8,972 769 8.6%
第45回 平成23年 9,131 901 9.9%
第44回 平成22年 9,490 929 9.8%
第43回 平成21年 10,367 807 7.8%
第42回 平成20年 10,390 1,847 178%
第41回 平成19年 10,695 820 7.7%
第40回 平成18年 10,357 725 7.0%
第39回 平成17年 9,953 2,466 24.8%
第38回 平成16年 10,191 1,920 18.8%
第37回 平成15年 10,001 1,211 12.1%
第36回 平成14年 9,973 2,848 28.6%

通関士とは

輸出入通関手続きや輸入税務(関税・消費税)のスペシャリスト

海外から船舶や航空機を利用して輸送された輸入商品を国内市場に受け入れるためには、通関手続きが必要になります。この通関手続きには「申告・審査・検査・関税納付・許可」といったものが含まれます。

また、日本から海外へ商品を輸出する際にも通関手続きが必要です。これらの手続きを適正に行う通関業務のプロフェッショナルを「通関士」といいます。 通関士の資格は国家資格です。税関と輸出入者との間に立ち、輸出入者の利益を守る重要な職責を担っているのが、この通関士です。

現在、ビジネスの国際化などにより、日本の年間輸出入申告件数も年々増加の傾向です。必然的に通関手続きの件数も増え、貿易業界から通関士の存在に対して熱い視線が注がれています。

通関士の仕事内容

輸出入通関手続き

関税に関する法令に基づいて必要な申告や申請を行い、それらについて許可や承認を得るまでの一連の手続きが、通関手続きの代理業務です。

不服申し立て

通関士が申告を行った通関手続きの内容に、税関長から何らかの処分を申し渡される場合があります。その処分に対して、輸出入者がそれぞれ不当なものであると感じた場合、通関士は、輸出入者の代理として異議申し立て、審査請求を行うことができます。輸出入者の権利を守る意味で、この「不服の申し立て」も、通関士にとって重要な仕事です。

主張・陳述

不服の申し立てにおいて通関士は、依頼主に代わって審査請求をするだけでなく、税関官署に対する意志の主張や陳述も代行することができます。

申告書作成

通関書類には税関官署または財務大臣に対して提出する「輸出申告書」「輸入申告書」「異議申立書」「審査請求書」などがあります。
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